土台に適した木材
2006 / 02 / 27 ( Mon ) 家を支える土台には、昔は栗の木がよく使われていました。
栗の木は、他の木材に比べとても堅く、しっかりと家の荷重を 支えることができるため土台として利用されてきました。 昔は、山には多くの栗の木が自生していましたが、 現在では数も少なくなり希少な材料となりました。 土台に適した木材としては、栗の木のように堅い木であることが大切ですが、 まず水に強く腐りにくいことが不可欠です。 その点、米ヒバ材は木に脂分が多いため 水に強く、ヒバ独特の匂いがあります。 この匂いがシロアリや木材腐朽菌を寄せ付けない効果を発揮します。 このほか、槙の木も最適です。 槙の木は、長良川の鵜飼船の材料にもされるほど、大変水に強く腐りにくい 材料です。 しかし、栗の木同様 自生した木しかないため希少な材料です。 桧は強度の持久性があります。 伐採後の桧は大気中に長く置かれることで、細胞内のブドウ糖分子が 結晶化して伐採後200年程度は強度が増加する性質があります。 その後、強度は徐々に低下するものの伐採直後の桧と800年経過した桧を 比べると、曲げに対する強度でほぼ同等、圧縮に対する強度では 20%程度アップする傾向があります。 つまり、桧は余裕で1000年の間建物を支えつづけることができる材料です。 このことは、1300年の時を超えて、法隆寺が存在することで証明されています。 住宅を建てるときは一般的に耐腐朽性・耐蟻性を確保するために 土台や土台から1m部分までの柱に薬剤処理をすることが求められますが、耐腐朽性・耐蟻性が高いと認められている桧等を使用した場合に限って、薬剤処理を省くことも認められています。 では、どんな桧が薬剤処理を省くことが認められているのでしょう… それは、耐腐朽性・耐蟻性がある芯材と呼ばれる部分(年輪の真中=芯が中心にある)です。 辺材と呼ばれる部分(年輪の真中=芯がないもの)は耐腐朽性・耐蟻性に乏しいという事実です。 このようなことから、土台及び建物を支える柱は芯材の桧が望ましいのです。 |
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